私が所属している税理士会では、業界の情報や会員間の親睦を深める為、
又は会員間の情報を周知するものとして、会報誌やメールマガジンといったもので
その情報提供を行っています。
その中の一つとして、「会員コラム」というものがあり、税理士会の役職についている
先生方が順番に一筆掲載するというコーナーがあります。
(一般の方は見ることができません)
そのコラムの今月の担当が私でした。
私としては何気に書いたこのコラム・・・
意外なところから意外な反響があり、
「イメージと違った・・・」とか、「えっ、そうなの!?」とか、「色々大変だったんだね」
「見た目とギャップがあるね!!」
とか多くの、しかも年配の税理士先生方から言われたので、その文面を
記載したいと思います。
私って、一体どう思われていたのかな・・・・!?
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≪コラムタイトル≫
「本当の先生になってしまった・・・」 税務支援対策部部長 朝山茂樹
私は子供の頃から、公務員=特に警察や学校の先生という仕事が嫌いで、「将来の夢は何?、将来やりたい職業は?」等の質問に対しては、即答していたのが、「警察、学校の先生には絶対なりたくない!!」と言っていたのを未だに覚えています。
特に「先生」という言葉が嫌いで、決して、悪いことばかりして警察にお世話になっていたりとか、成績が悪くてよく学校で怒られていたとかではなく、根本的に自分には向いていない仕事だと思っていたのでしょう。それは大学生時代の就職活動の時に表れていて、周りの友人達が公務員や銀行員といった堅い仕事を希望している中、私は営業やサービス業中心に就職活動を当初していました。その就職活動時にスピード違反や時間帯による進入禁止レーンを走ったことによる道路交通法違反で捕まり、こちらの心情を全く聞かない法律遵守のみの仕事体制は、やはり私には合わないと確信し、当時公務員希望ブームだった公務員試験を私は受けることなく別の道を目指していたのです。
それが不思議なもので、時の流れが経つと共に決してあの時の気持ちが変わったわけではないのですが、蓋をあけてみれば、今の私は税理士という肩書で、関与先の方々からは「先生」呼ばわり。。。
また、あれだけ嫌いだった「警察」に関しても、今では行政書士業務でよく仕事として絡むようになり、警察へのアレルギーが無くなっていることに気付きました。
それと最後に何の縁があってか、今では毎週週一で現役大学生の講義を受け持ち、「大学の先生」の業務を遂行し、進路の相談まで受けている状態です。
人生とは不思議なもの・・・・
「嫌も嫌も好きのうち」とよく言われますが、あれだけ嫌がっていた「先生という言葉」、特に、「学校の先生だけは嫌!!」と思っていた職業に、気がつけばなっていました。
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