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会社は法律に則って設立されているので、社会的信用があります。
また、会社は法務局で情報が開示されているので、誰でも自由にその会社の内容を見ることができるということからも、個人より会社のほうが社会的に信用があるとされているところです。
なお、各種保険が義務づけられていることで人材を集めやすいことや、厚生年金や社会保険に事業主本人も加入できることなども個人事業との違いになります。
その他、個人事業の場合には、それまでの信用や財産を継承することが難しく家族が事業を継承したとしても新たに信用を築いていかなくてはなりません。
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税法上においては、個人の場合は超累進課税率をとっているために所得税、住民税を合わせると最高税率は50パーセントにもなりますが、会社の場合には原則30パーセントの均一課税のため、事業税を含めても約41パーセントですむことになります。したがって利益が高くなるほど会社の方が税率面で有利ということになり、また、会社の場合は社長も会社から給料や退職金を受け取ることができることや、個人事業に比べて必要経費にできる範囲が広いことなどの違いもあります。
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