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もはや政府系金融機関も・・・

何回か、ブログで金融機関の融資実態を報告してきましたが、

今回はついにある金融機関の融資レベルが、もはや企業支援ではなくなったと言っていい程、

企業に対して非常な判断をするということが分りました。

 

つまり、新規の目を潰す、継続企業は赤字では融資できない・・・

予定は未定・・・つまり、利益が出ていて、債務もない、流動比率100%以上が最低条件と

いっていいような企業にしか貸さない方針みたいです。

 

本日あった話ですが、

①法人は利益を常に出している。

②役員報酬も高額

③すべての納税もしている

④借入金はなし

⑤節税対策として、高額保険にも加入済み

 

と、このような文句のつけようもない法人。

ただし、

a.売掛金計上しての利益計上(期間損益計上として当たり前ですが)

b.報酬を全額とってなく未払計上(本人が生活費として必要な額しかとらないため)

 

という法人。

 

別に、税法上も資金繰り的にも問題はないはずですが、

税務調査でもないのに、必要以上の尋問。

 

≪金融機関≫

「税金の納付書はあるが、なぜ現金で支払うのか?」

「口座からなぜ支払わないのか?」

 

 

青色申告で現金出納帳もきちんとつけて、手元現金で支払うことの何が悪いのか?

つまり、現金出納帳は信頼できない、ということらしいです。

口座からの振込をもって立証という判断のようです。

 

≪金融機関≫

「何故、きちんと報酬をとらないのか?」

「何故、口座に預金残高が残らないのか?」

 

〔顧問先〕

「税理士指導の元、給与は決めたが、源泉など差引いた後の金額が分らなくなったため

 大体こんなものだろという判断で少なめにとっていた。少なく取っても生活に問題ないし、

 後の帳簿上の処理は、税理士がしてくれるので・・・」

「口座に預金が残らないのは、現金で支払を先にするため」

 

どう思います? 普通、経理処理がわからないから、税理士に丸投げしている企業が

多いのではないでしょうか?はじめから、会社の帳面のことは税理士に聞くよう言って

いたにもかかわらず、本人に確認・・・

給与を全額とらず、未払計上することの何が悪いのか?

支払いは口座からせず、現金で支払うことの何が悪いのか?

すべては口座から振り込むことで立証させようとする金融機関・・・

皆さん、どう思いますか?

 

これからは、現金を持たず、カードで支払えと指導しているように聞き取れませんか?

 

最後には、「今から融資を受けて返済するのは、重荷ではないですか?」

と言われたようです。

 

失礼だし、侮辱・・・

必要だから借りに来たんだろが!! 怒鳴る寸前だったようです。

 

私も、その金融機関とは一歩置くことにしました。

 

一担当者レベルの問題ではなく、直接確認したところ、組織としてそのようです。

 

この顧問先でも融資を受けれないのなら、一体何社が借りれるのか?

教えてほしいものです。

 

ちなみに、他行では、一発OKでした!!

 

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プロフィール

NAME 朝山 茂樹
FIELD 税理士・行政書士・FP技能士
OFFICE 朝山税理士・行政書士事務所

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